セーターの備忘録

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バーチャル学会2021に参加してきました

12月18日に行われたバーチャル学会 2021 に聴講者として参加してきました。どんな学会で、どんな感じだったのかまとめます。

バーチャル学会とは

バーチャル学会は、VRChat や Cluster などメタバースを主会場として実施される学会で、2019年から開催されており、今年で3回目になります。詳細は HP に載っているので、そちらを読んでみてください。

VirtualConference2021

今年は口頭発表、ポスターセッション、オーガナイズドセッション、基調講演の4つのイベントが10時から22時まで1日かけて行われ、様々な発表が行われていました。

どんな発表があるの?

発表は VR に関連するものだけではなく、下に示すように多岐にわたる分野のテーマが取り上げられていました。

VirtualConference2021 - ポスター発表

ボイスチェンジャーや楽曲生成など音情報処理に関するものや、機械学習やログ解析といった情報科学に関するもの、HMD のリハビリへの活用や VR の医学研修での活用といった医療に関するもの、ソーシャル VR 国勢調査やファントムセンス実態調査といったアバターに関するものなどは私も興味を持って聴きに行きました。昨年は機械学習に関するセッションもあったようなのですが、今年は関連する発表が少なかったのが個人的に残念でした……。

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ポスターセッションの様子1

どんな雰囲気だったの?

口頭発表は今年は1人3分で発表する形を取っていました。LT っぽい感じで概要を話し、詳しくはポスターセッションで~という話をする方が多かったです。聴講者としては、ここで気になる発表に目星を付けておいて、ポスターセッションで詳しく聞く、という形でした。質疑応答の時間もないため、結構あっさりとした雰囲気を感じました。

ポスターセッションは各テーマごとに分類されて30分のコアタイムが設けられており、その時間内に自由に議論ができるというような形でした。30分で全部の発表を聴きに行くのは不可能なので、特に聴きたいものだけに絞って話を聴きに行きました。議論が盛り上がるとあっという間に時間が来てしまって、充実感を感じるセッションでした。このご時世に (実質) 対面で集まって議論できるという環境の素晴らしさを感じました!

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ポスターセッションの様子2

オーガナイズドセッションと基調講演の一部は今回予定があって参加できなかったのですが、テーマに沿って話が繰り広げられ、かなり盛り上がったようです。

クロージングで流れたまとめ動画がかっこよかったです!雰囲気こんななんだ~と見てもらえれば嬉しいです。

まとめ

最近話題のメタバースで実施される学会ということで、どんな感じなんだろうと思いながら参加しましたが、議論なども盛り上がり、楽しい学会でした。オンライン学会はどうしてもシームレスなやり取りが難しいという課題がありますが、そういった課題を解決できる方法の一つとしてメタバース開催は良いのではないかと思いました。

バーチャル学会 2022 の開催も決定したようなので、来年は自分も何か発表できるものを作りたいなぁと思いました。
運営や発表者の皆さん、本当にお疲れ様でした!