セーターの備忘録

大学編入やIT関連の内容を記していく予定です

引っ越し時に気をつけるべき物件のネット回線条件の見方

はじめに

はじめまして、都内でデータサイエンティストをしているセーターと申します。
こちらは 一人暮らし Advent Calendar 2022 4日目の記事になります。

みなさんは引っ越しをしてから、家のネット回線が遅かったりオンラインゲームが上手く繋げられなくて失敗したー!という経験はありませんか?
今回は引っ越し時に気をつけないと後で後悔しがちな物件のネット回線状況の見方について書かせていただきます。

賃貸物件のネット回線でミスらない4つのポイント

物件のネット回線でミスらないためのポイントとして、まず以下の2つの状況に応じて注意する4つのポイントがあります。

  • ネット無料物件 (入居直後から使えます!)
    • グローバルIPが物件全体で共通になっている可能性がある
    • 回線契約先の条件が良くない場合がある
  • ネット使えます物件 (ネット回線は自分で契約してね)
    • 回線方式 (光回線VDSLか) を確認すべき
    • 希望するプロバイダを使えるか確認が必要

ネット無料物件

ネット無料物件は物件の大家や管理会社が既にネット回線を契約しており、入居したその時から使えることが特徴です。しかし、以下のような点に気をつける必要があります。

グローバルIPが物件全体で共通になっている可能性がある】
ネット回線を1つ契約してそれをアパートやマンション全体で共有しているような形の場合、グローバルIPが共通になっていることがあります。
共通になっていると、自宅サーバーを立てられなかったり、VPN接続やオンラインゲームをしようとするときに支障が出る場合があります。

【回線契約先の条件が良くない場合がある】
管理会社や大家が光回線を契約しているので、契約先や条件次第で回線速度が遅い可能性があります。

ネット使えます物件

ネット使えます物件は自分で好きなネット回線会社 (プロバイダ) を契約して使うことになるのが一般的です。ただ、「自分で選べるんだから速度も出したい放題でしょ?」と勘違いしていると沼るので要注意です。

【回線方式 (光回線VDSLか) を確認すべき】
物件紹介に「ネット使えます」と書かれていても、方式までは書かれていないことがほとんどですが、この方式には主に「光回線」と「VDSL」の2つの方式があります。

光回線はその名の通り、部屋まで光回線が来ている方式で、最大1Gbpsの速度が出ます (最近は10Gbpsも出てきてるみたいです)。

光回線方式

一方、VDSLは物件の共有スペースまでは光で来ているのですが、そこから各部屋へ分配するときに電話回線を使っており、最大100Mbpsしか出なくなっています

VDSL方式
厄介なのが、多くの不動産屋で対応してくれるスタッフもネットには詳しくない人が多く、VDSLの物件も「光来てますよ!」と言ってくることが多いです (自分が引っ越すときの担当者がこのタイプでした)。
なので、ネットをよく使ったりリモートワークをしたりして回線速度を重視する人は、物件を決める前に担当スタッフに「物件の管理会社にネット回線は光方式かVDSL方式か確認してください」と言うのをオススメします。

【希望するプロバイダを使えるか確認が必要】
多くの物件では好きなプロバイダを契約するように言われますが、たまに契約先を指定してくる物件もあります。
また、au光やNURO光のように高確率で新たに回線を引き込む工事が必要になるプロバイダは、管理会社や大家が工事を許可しないことが多いです。
そのため、契約したいプロバイダがある場合はそこが使えるかも確認する必要があります。

まとめ

ネットが生活の重要インフラとなっている現代において重要ですが意外と知られていないポイントをまとめました。
引っ越しをする機会がある方がいればぜひ参考にしていただけると嬉しいです。