セーターの備忘録

大学編入やIT関連の内容を記していく予定です

港区暮らしをして思ったこと

はじめに

昨年から今年にかけて1年強、東京の港区に住んでいました。港区暮らしというと日本有数の高級地区というイメージがありますが、実際に住んでみてどうだったのかについてまとめました。

住むきっかけと物件を選んだ条件

現在勤めている会社は昨年転職してきた会社なのですが、家賃補助が「会社から半径〇km以内」という基準になっていました。
家賃補助無しで郊外に住むという手も考えましたが、出社頻度が比較的多かったこと、自分は朝が弱いため出社するなら近くに住みたかったことから、港区とその周辺で物件を探し、最終的に港区の物件に決めました。

物件を選ぶときは、主に以下の基準で調べました。

  • 家賃補助額を考慮して、トータルが〇万円以下という基準
  • インターネット付き物件
  • 風呂トイレ別
  • 8畳以上

なお、インターネット回線に詳しい人からすれば常識かもですが、インターネット付き物件を選んだことは後悔しました。。
回線速度は遅いうえに、グローバルIPは共通になるので、次引っ越すときは避けると思います。

港区に住んで良かったこと

会社が近い

家から会社までドアtoドアで15分程度でした。
満員電車には乗りたくなかったので、徒歩で通勤できるのは最強です。
また、仕事がフレックスだったのもあり、休憩がてら出社したり退社して続きの作業をする、というようなことも気軽にできたのでストレスレスな環境を作ることができました。

遅くまで飲んだり遊んだりしても帰りやすい

自宅の最寄り駅が山手線沿いだったのもあり、0時過ぎまで都内で飲んだり遊んだりしていても電車があります。
また、電車が無くなっても都内ならタクシーもそんなに金額がかからないので、自由度の高い遊び方をすることができました。

ネタになる

「港区 = 高級」のようなイメージは全国レベルで有名なので、「前は港区に住んでて~」という話はネタになります。
ちなみに「港区住みは金を持ってるイメージがあるからモテる」と聞いたこともありましたが、そんなことはなかったです。なかったです。

港区に住んで良くなかったこと

初期費用が高い

家賃だけ見れば補助があるのでそこまで高くなかったのですが、敷金礼金その他の費用でそれぞれかなりの金額が取られ、初期費用がかなりの額になりました。
初めて引っ越した時は会社の寮で初期費用がほぼ無かったため、無知ゆえの盲点でした。。高い。。

都会特有の騒音が多い

港区は再開発やビルの建設が盛んな街です。
自宅の近くでも何件かビルの建設をやっていた関係で、

  • トラックの走る振動
  • ビル建設の音
  • 配線や地盤工事の関係で地面を掘る音と振動 (深夜)

が常に発生していました。
また、一時期話題になった羽田へ降りる飛行機が都心を通るルートの近くでもあったため、天候次第で飛行機の騒音も大きく聞こえました。
学生時代、ずっと郊外の田舎に住んでいた自分からすると、うるさすぎる環境でした。

車で郊外に出にくい

自分はドライブが好きでたまにレンタカーを借りて出掛けることが多いのですが、港区は都心ど真ん中なため、郊外に抜けるのに都心をぬっていかなければならず、運転しにくかったです。
首都高怖い。。

散歩しにくい

自分の趣味兼運動の一環として散歩を毎日しており、よく東京タワーの辺りを歩いていました。
ただ、都心は信号が多く、人も多いため散歩にはあまり向いていない地域だなと感じました。

都会の景色は最初はワクワクしましたが、1ヶ月も歩くと慣れてしまいました

自然が少ない

もちろん街路樹などの木々はあるのですが、山や森林のような自然がなく、足立区とかに行けばある荒川のような開けた河川敷などもありません。
自然があるのが当たり前の環境で育った自分としては、そのギャップに最後まで慣れられませんでした。

住んでみての所感

1年強住んでみて、自分が住む環境に対して何を求めているのかがより明らかになったような気がします。
自分はブランドのある都会暮らしより、田舎の虫の鳴き声が聴こえる、自然豊かな環境に住みたいんだなと思いました。
高いネタ代でした。